ペニス血流問題と危険因子

■ペニスの血行が保たれなければ勃起できない。
海綿体に血液が流入し、それがプールされることにより、ペニスは硬く太く大きくなり、勃起が起こります。この血液の動向をコントロールする血管に生じた問題がEDを招くこともあります。

 

■動脈硬化が進めば、ペニスへの血流も妨げられます。
人間は血管から老いると言われていますが、年を取ると誰でも血管に動脈硬化が起きてきます。もちろん、動脈硬化の原因は加齢だけではなく、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙、ストレスなど、様々な要因によって進行していきます。
この動脈硬化によってEDが引き起こされることがあります。ペニスの勃起は、動脈から海綿体に血液が流入することで起こります。その為、動脈硬化が起きて血液の流れが悪くなっていると、海綿体に流入する血流量の低下が起こり、ペニスが勃起しにくくなってしまうのです。
EDの人の割合は高齢になるほど高くなりますが、動脈硬化によって血流が障害されることが、その大きな原因となっています。

 

■陰茎の動脈に部分的な狭窄や閉塞が起こることもある。
ペニスの動脈の血流が悪くなる原因は、動脈硬化だけではありません。会陰部に圧迫や打撲などが加わると、海綿体に血液を送る動脈に狭窄や閉塞が起こることがあるのです。また、動脈の血管壁が傷つくと、動脈硬化が進みやすくなります。
こうしたことで、海綿体に流入する血液量が低下し、勃起機能が弱まってしまうことがあります。

 

■血液が漏れるために勃起できないこともあります。
血液が流入して陰茎海綿体が膨張すると、海綿体は周囲の白膜に圧迫されます。この圧迫によって静脈が閉鎖され、海綿体の内圧が高くなってペニスが硬くなるのです。この静脈閉鎖のメカニズムが正常に機能しないと、海綿体内に血液を貯めることが出来ず、完全な勃起が起こらなくなってしまいます。
こうした勃起不全の原因は、まだはっきりわかっていませんが、白膜組織が老化によって弾力性を失うことや、海綿体組織そのものの変化が関係していると考えられています。

 

■動脈硬化が招く病気
動脈硬化は全身のどこの動脈にも起こるため、その影響は全身に及びます。
もっとも代表的な病気は、脳卒中でしょう。脳血管の動脈硬化が進行すると、血管が破れる脳出血や血管が詰まる脳梗塞が起きやすくなります。
心臓の冠動脈の動脈硬化が進行すると、冠動脈が狭窄して血流量が不足する狭心症や、冠動脈が詰まる心筋梗塞が起きやすくなります。
その他、腎臓の動脈硬化は高血圧や腎機能障害の原因となります。

 

■動脈硬化を促進する危険因子
@高コレステロール血症
A糖尿病・糖尿病予備群
B高血圧
C肥満
D喫煙
E高尿酸症・痛風
Fストレスを感じやすい性格
G加齢
H男性
I閉経(女性の場合)